2022年5月見学会

 

 

勿来IGCC発電所見学

 

◆実施日 2022年5月17日(火)

◆概要

  新型コロナウイルスで2年間中断していた見学会を再開し、福島県の勿来IGCC発電所を14名で見学しました。当日は天候に恵まれたものの、定期点検中で稼働していませんでした。

 IGCCは、Integrated coal Gasification Combined Cycleの略称で、石炭ガス化複合発電プラントのことです。IGCC発電所の前身はクリーンコールパワー研究所で、2007年9月から実証機が稼働し始めました。その後、福島復興事業として、勿来IGCC発電所が建設され、2021年4月から稼働しています。

 IGCCの高効率発電は、石炭をガス化してから燃焼し発電することによります。石炭を3,000℃、30気圧という高温高圧で蒸し焼きにして、水素と一酸化炭素のガスにします。発電機は、コンバインドサイクルで、一軸でガスタービンと蒸気タービンが結合されています。その動力比率は3対2です。こうして得られた発電効率は、約48%になり、ガス化しない方式と比較して約10%向上しています。

 IGCCは発電効率を向上させるだけでなく、二酸化炭素、石炭灰、温排水などの排出量も削減し、環境への負荷も低減しています。

同時期に全く同じ発電所が、福島県広野町で運転開始しています。

詳細については、勿来IGCC合同会社のHP (http://www.nakoso-igcc.co.jp/)を参照してください。

 

 

最寄りの植田駅にて

以上

 

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2019年談話会

 

IEEJ プロフェッショナル会 談話室開催

 

 

IEEJプロフェッショナル談話室(第103回定例会)が2019年3月13日電気学会全国大会期間中の北海道科学大学で開催されました。12名のIEEJプロフェッショナルが集まり、シンポジウムに関する意見交換を行いました。

  

 

 

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2018年10月見学会

 

渋沢史料館 見学

 

◆日時:2018年10月16日(金)
◆見学概要
・概要説明
 映像で生涯(1840~1931)の概要が説明された。倒幕の忠、一橋家へ仕官、フランスで受けた近代化の洗礼、幕府瓦解・慶喜のもとへ、新政府で元勲とともに、実業界へ(1873年大蔵省辞職・約500社の会社設立)、徳川慶喜公伝の編纂、貧困者を救済(養育院院長58年間)、労使協調会の設立、1902年欧米周遊後商業に大切な道徳を説く(道徳経済合一説)、民間外交(1909年渡米実業団団長・1890年代後半日本人移民団排斥運動など日米関係悪化)など

・施設見学
 青淵文庫(1925年竣工、贈呈された個人図書館)、晩香盧(1917年竣工、賓客の接待の場など)、常設展示室(栄一の事績や思想、生きた時代に関する資料・郷里にて・幕臣となる・維新政府の一員・実業家を築く・民間外交を担う・社会公共事業を推進・栄一と家族たち・手紙に見る広い交流・91年の生涯を終えてなど)を見学した。

 

 

 

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