3.まとめ(感想)
(1)超電導電力ケーブルは、目的に応じてAC用とDC用両面で開発が進められている。
(2)使用する超電導材料は、ビスマス系からイットリウム系へ移行している。
(3)MgB2を適用し、冷媒にLH2を使用して、電気エネルギーと熱エネルギーをハイブリッドで輸送する開発も行われている。
(4)送電用ケーブルは、超高圧分野より66~77kV系以下の分野での開発が多い。また、22~33kVの配電分野では、同軸タイプのケーブル開発も行われている。
(5)国内では未だ検討が少ないが、海外では限流機能を持たせた超電導ケーブルの開発も進められている。
(6)超電導ケーブルの出荷試験として、従来ケーブルのような枠試験(全長耐電圧試験など)の提案がなく、ケーブル全長の健全性を如何に保証するかが課題と思われる(推奨案では1mのサンプル試験)。
以上
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