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電力・動力系エンジニアリング分野に見るDigital革新について

「電力・動力系エンジニアリング分野に見るDigital革新について」

20201119

IEEJプロフェッショナル
長谷良秀

1.講演要旨
 直近10年間のDigital 環境の進化と普及は著しく技術者は自身の机上仕事の大半を自身のPC作業によって行う状況にある。電気・電力の技術分野においても技術者の個々の技術業務やビジネススタイルを変えてしまう革新的な世界標準アプリが急速に普及しつつある。筆者は下記4っの点を指摘しつつその実情について解説を行った。
(1)世界標準の革新的なDigital Engineering Tools がこの数年で大進化をし、
   誰もが自席のPCで高度の技術計算を含むエンジニアリングを遂行でき
   るようになった。欧米主導の世界標準のDigital Application Platformsが
   エンジニアリング業務やビジネススタイルに革新をもたらしつつある。
(2)欧米主導の世界標準のDigital Application Platformsは
   IEEE/ANCI &IEC-standardsと密に関連しつつ多目的かつ高度のエン
   ジニアリングを効率的に遂行できるので急速かつWorldwide に普及しつ
   つある。海外のビジネス契約の基礎として、またアカデミーでは研究&
   論文発表等の基礎としても活用されている。
(3)これら高度の技術Tool環境によって世界のエンジニアリングパワーの高
   度化、均質化が進みつつある。 
(4)日本においてはこれらのToolsの知名度・活用度が極めて低く、エンジ
   ニアリング業務スタイルのガラパゴス化が懸念される。日本においては
   大手の化学・鉄鋼・非鉄・電機・鉄道等の産業界で活用され始めている
   ものその普及度は限られており、特に電力会社では長年にわたり蓄積し
   てきたノウハウの財産があるため殆ど利用されていない。
2.まとめ
 筆者は電気回路の実効値計算を基礎とする代表的なEngineering ToolとしてETAPの性能について概要を解説した。そのうえで筆者は下記のコメントで締めくくった。                    
 「技術のすべての机上業務において誰もが自席でこれらの高度な道具を(WordやExcelの如くに)使える時代になった。 情報化が大進化を遂げた現代においては「Digital toolを上手に活用する者が勝つ」という視点に立てば、日本の産学の技術者にはガラパゴス島の垣根を飛び越えて世界標準を積極的に操る勇気と技能が求められる。」
                        (以上)