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講演3:国内外における変電所ロボット技術の最近の動向

「国内外における変電所ロボット技術の最近の動向」
中部電力(株)電力技術研究所
IEEJプロフェッショナル
杉本 敏文

 変電所・発電所での巡視作業での異常の早期発見を目指し,日本国内では1980~90年代に巡視ロボットの開発が進められた。しかし,一部実用されたものもあるが,導入コストが高いこと,監視範囲が限定的なこと,維持コストが高いこと等から,現在はほとんど使われていない。
 近年,海外各国にて巡視ロボットが開発されるようになっており,実用化から実用化直前の段階を迎えている。そこで今回,変電所巡視ロボットの変遷と動向を示すとともに,巡視以外のあらゆる変電所作業で用いるロボットの最近の動向を紹介した。

○トピックス


 従来,変電所に適用するロボットは異常の早期発見を主な目的としていたが,今は危険箇所での作業,人的効率化・省力化の推進,負担が大きい作業の支援等,あらゆるニーズに応じて開発・適用が進められている。そして,技術の進展により,高級であった高精度システムが低廉化している。
 今後,ディープラーニングをはじめとしたAI技術,5G通信等による低遅延化により,さらなるシステムの高度化が考えられる。コストに折り合いを付けた上でのロボット開発が進められることが期待される。
以上