ヘッダーieejprologo
 

お知らせ

~低落差で発電でき、除塵機が不要な~

らせん水車発電システムの紹介

 日本工営株式会社 片桐勝広

2018417

落差1~5m、流量0.2~3.0㎥/秒くらいの地点で水力発電ができたら・・・
それに、水路を流下してくるゴミの除去など手間がかからない水力発電設備があったらいいのに・・・
そんな要望に応えられる「らせん水車発電」。
日本工営では、2015年6月から発電出力30kWを鹿児島県薩摩川内市で実証試験を実施し、2016年度に自社研究所にて模型実験を経て、2017年7月から国産らせん水車発電システムの販売を開始した。
農業用水路の落差工、急流工をターゲットにPRを開始し、約60の候補地点の検討依頼を受けるなど反響があった。
「らせん水車発電」は構造が単純でメンテナンスが容易であること、回転はゆっくり(毎分約30回転)で高速回転機のような振動・騒音がないのも強みだ。

今回の講演では、調査・設計(Engineering)、機器製造・調達 (Procurement)、建設工事(Construction)まで一括してサービスを提供できる日本工営の取組みと、国産らせん水車の特長(強み)の紹介。候補地点検討事例では、画像や図解による適用地点例や設置・取水方法をはじめ、建設コストやランニングコストを示し採算性まで具体的に解説している。
また、らせん水車の歴史の説明では、1930年代には北陸地方を中心に約10,000台稼働しており、主に農業設備(脱穀機、籾摺り機、藁打ち機)の動力源として広く農村で活躍していたこと、その後発動機や電動機の普及により急速に農村から消えていったことの説明があった。農業用水路管理者にらせん水車発電PRに訪問すると、らせん水車を懐かしむ関係者が多いとの説明に共感をおぼえた。
[今回の講演目次]
■日本工営の概要
■日本工営の水力発電関連事業の紹介
■らせん水車発電システムの紹介
 ・概要
 ・実証試験と模型実験
 ・らせん水車の特長(強み)
■らせん水車発電システムの候補地検討事例紹介
■らせん水車の歴史